FRANCK MULLERのオーバーホール・修理 おすすめ修理店【業界目線】

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FRANCK MULLERは今や高級時計の代名詞というぐらい有名なブランドとなり、憧れのブランド時計ブランドの1つです。

憧れて手に入れたまではいいのですが、その後のメンテナンスのことをしっかり理解している人は少ないのではないでしょうか。

FRANCK MULLERは高級な時計のため修理費用がやはり高めではありますが、購入場所によって国内のメーカーが修理を受けてくれません

メーカーへ修理依頼ができない方はもちろんですが、メーカーではメンテナンス費用が高いとお考えの方に、どこへ依頼するのが良いか、時計業界で働く私からFRANCK MULLERのオーバーホールを出すにあたりチェックするポイントをお教えします。

時計業界で働く私

フランクミュラーのオーバーホールは必要?

フランクミュラーのムーブメントには油を注しており、良い油の状態を維持し部品の状態も保つことで性能を維持することができます

一般的に油は2〜3年経過すると劣化・汚れなどが生じてくるため、不具合がなくても3〜5年にオーバーホールという分解掃除を行うのが望ましいです。

早ければ2〜3年でも動かなくなることもございます。

日本のメーカーが修理してくれない?どうすればいい?

日本のフランクミュラーは、主に国内の正規販売店から購入している商品の修理・オーバーホールをされており、それ以外の入手方法の場合は受付をしてくれないことがございます。

いわゆる並行輸入品の商品に関しては国内のメーカーが修理の受付をしてくれない可能性が高くなります

並行輸入品とは、例えばハワイへ旅行へ行き、ハワイの正規販売店でフランクミュラーを購入した場合は並行輸入品となります。国内でも定価より安く新品のフランクミュラーを販売しているお店も並行輸入品となります。

並行輸入品は、国内の正規販売店の価格より非常に安くなります。商品自体は同じのため、価格が安ければ並行輸入品を購入したくなるのはしょうがいないです。

ただ国内のメーカーが修理を受けてくれない場合、破損内容によっては修理が困難になるので注意が必要です。

※現在は並行輸入品もギャランティ(保証書)に購入店の印鑑や購入日など必要記載があれば受けてくれることもあるようです。国内で安く購入した並行輸入品の場合、ギャランティに購入店の印鑑や日付が未記入の商品が非常に多いため期待はできません。

国内のメーカーへ出せる方も価格が高いとお考えの方や並行輸入品で修理の依頼ができない方は、民間の時計修理店へ依頼しましょう。

時計業界で働く私

フランクミュラー正規店と修理専門店のオーバーホール料金について

メーカーの場合、機械式時計ですとオーバーホール代は7万円以上からとなり、複雑機能が付いてくると簡単に10万円を越えていきます。国内のメーカーへ出せる方もなかなかの出費になります。

時計修理店の場合は、お店によって金額が異なりますが、オーバーホールの基本料金はフランクミュラーのムーブメントからして3針自動巻きモデルでしたら3万5千円以下、クロノグラフモデルで5万円以下基本料金なら高くはないとおもいます。ただ別途部品代がかかるため状態によって金額は高くなります。

価格比較表

シエン 五十君商店 ウォッチカンパニー
クオーツ 27,500円 27,500円 22,000円
自動巻き(3針モデル) 27,500円 38,500円 25,300円
自動巻き(クロノグラフ) 38,500円 44,000円 38,500円

時計修理業者を選ぶ際のポイント

料金

お金

民間の時計修理店では、オーバーホールの基本料金は2万円〜5万円ほどと幅が広くお店によって異なります。

高いから技術料力があるわけではありません。FRANCK MULLERはメーカーの修理費用が比較的に高く、並行輸入品に関しては修理をしてくれないこともあるため、適性価格の時計修理店にお願いするのが望ましいと思います

オーバーホールの技術力

フランクミュラー

もちろん安くて技術力が良い方が皆様いいと思いますが、技術があるかどうかは正直ホームページでは判断付きません。

腕がいいかどうかは本来は実際に依頼しないと判断は困難ですので、口コミや紹介などが参考対象になるかと思います。
ホームページに書いてある口コミは自作自演があるため参考になりません。

また年間何万本対応とか書いてあっても電池交換も含んでいる恐れがあります。一人でできる本数は決まっているため、実際に何万本も行っていると会社は技術者も多いかと思いますが、全員が腕のいいスタッフに当たるとは限りません。

また1級時計修理技能士などの資格も参考程度に考えて頂いた方が良いです。
1級を持っていても実際に経験を積んでいる方と比べると腕の差は歴然です。

※時計技能検定は国家資格ですが、資格を得ただけでは経験を積んだ人と比べて技術力や応力は劣ります。

研磨の技術

overhaul

フランクミュラーはモデルにもよりますが、鏡面仕上げのデザインが多いので、研磨後の輝きは圧巻です。オーバーホールを行う時は是非検討したい内容です。

時計技術者は資格や学校に通っている時にオーバーホールの勉強と研磨についても学びますが、オーバーホールも研磨もどちらも一流という技術者非常に少なく、まずいません。中途採用でもであったことがありません。多分自分で独立するんでしょうね。

そのため、オーバーホールは上手くできても、研磨が苦手な人はたくさんいます。そのためお店によっては研磨技師がいるぐらいです。

オーバーホールの際に研磨も希望されるなら、時計修理店の研磨の実力は確認しておいた方が良いですね。

オーバーホールの期間

スケジュール

人気店はご依頼状況によって納期がかかることはしょうがないですが、基本的に予定納期はわかるので、教えてくれない時計修理店は要注意です。

見積りは約1週間程度(2週間以内はマスト)、進行して約4週間前後が基本かと思います。

純正パーツの使用

フランクミュラー 純正パーツ

時計修理店が純正パーツを使用しているのか要確認です。

フランクミュラーは自社ムーブメント以外は比較的に汎用ムーブメントを搭載しているため、パーツを用意できる修理会社は多いかと思いますが、外装部などは入手できない修理店も多いので、FRANCK MULLERの修理を得意としているお店の方が安心かもしれません。

念のためパーツの入手については確認しておきましょう。

保証期間

フランクミュラー

機械式時計は精密機器のため、腕に着けて腕を振ることで初めて不良が発覚することがあります。

精度が許容範囲に収まっていない場合や油流れなどもございます。そのため保証期間が付いているかは要確認です。

一般的に1年間が普通なので、1年あるかどうか確認してください。

※アンティークは6か月になるところが多いですが、年代からして致し方ないです。

時計修理業者のおすすめランキング

フランクミュラーの時計を修理・オーバーホールするなら「時計修理専門店CIEN(シエン)」

franckmuller

フランクミュラー

フランクミュラー

フランクミュラー

こちらのお店は元日本ロレックスの技術者をはじめ、メーカー修理部門出身者、1級時計修理技能士など20年以上の実績を持つ経験者様がいらっしゃいます。技術力は何度も出しているので確認済みです。料金設定も安く、特に新品仕上げ(研磨)は専任の研磨技師が対応されているので、本当にすごいです。

主に交換が必要なパーツ代によってオーバーホール代は変わってきますが、パーツ代も良心的です。純正パーツを使用されているので、部品によっては高くなることもありますので、まずは見積りを依頼するところからですね。

シエンさんは外装部のパーツも手配が可能なことが多いので安心して任せられます

CIEN(シエン)さんに関しては、私が説明しなくてもホームページを見れば他社より修理実例の金額詳細や納期など、選ぶにあたってほしい内容が明確に記載されているので納得できると思います。

CIEN(シエン)さんは自社で行っているからできる価格かと思います。私は時計業界で働いていますが、販売したオメガの修理依頼があると販売店は主に提携している修理会社へオーバーホールを依頼し、もちろんオーバーホール料金とパーツ代に利益を載せて案内するため、直接時計修理店へ依頼する方が早くて安くなることがほとんどです。

購入店だからと安心していると、メーカーより高い金額を案内されていることもあるので要注意です。

フランクミュラーの時計を修理・オーバーホールするなら「五十君商店」

五十君商店

おすすめポイント

からあるお店で時計の修理や時計工具など販売しているお店です。一般のお客様分や時計店の修理も行っています。

対応しているブランドが多く、幅広い修理対応をしてくれます。

フランクミュラーのオーバーホールも安心してお願いできます。どうしてもパーツがなくなっている場合は修理できないお店も多いですが、社外品でよければパーツがなくても製作にて対応していただける場合があります。

2位の理由は価格と納期。価格はオーバーホールの技術料が相場より1~2万円ほど高い点、研磨も希望なら22,000円からとなるためちょっと高いです。

納期は修理期間は約3週間前後ですが、見積りに2~3週間ほどかかるのでトータルでまぁまぁ時間を要します。見積りは1週間程度なら修理会社では早い方のイメージです。

フランクミュラーの時計を修理・オーバーホールするなら「時計修理専門店 WATCH COMPANY」

おすすめポイント

WATCH COMPANYさんは2003年からメーカー勤務者らで独立した修理会社さんです。時計やの修理も多くこなしております。年間2万本以上の対応本数です。そして納期が最短の場合は約2週間というのがうれしいところです。
※多少遅れることはあります。

価格もリーズナブルなため、納期・コスパは文句ありません。

問い合わせ後の連絡の遅さが多少気になる点です。

         

【まとめ】フランクミュラーを末永く使っていくために

franckmuller

フランクミュラーは定期的にオーバーホールというメンテナンスがどうしても必要になってまいります。

車と同じで古い年代になればなるほど修理費用も高くなる可能性があるため少しでも維持費は安く抑えていところです。

また現在はフランクミュラーの場合は並行輸入品は国内のメーカーがオーバーホールをしてくれないことがあるため、状態が悪くなりすぎると時計修理店で対応が困難になったら大変ですので、ある程度年月が経ったらオーバーホールをされる方が良いです。

不具合がなくても5年を目安に!!!

時計の状態によって修理費用は変わりますが、時計修理店の方が安くオーバーホール出来ることが多いので、一度時計修理店さんに見積りから相談するのが望ましいです。

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